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演劇コミュニケーション研修

 この半年、グループホームなど各場のスタッフが参加して、即興演劇を通して学ぶコミュニケーション研修をしました!

 講師はNPO法人ミュー代表の植村好宏さんをお招きし、今年4月から毎月10月まで全6回の連続講座でしました。講師の植村智さんは普段、自身でも即興演劇の公演、ニート、引きこもりの若者支援、企業へ研修、テレビ・ラジオへの出演など即興演劇を通してさまざまな活動をしておられます。

 わたしたちは常日ごろ、コミュニケーション力をどう高めていくのか、支援者間のコミュニケーション不足をどう解消していくのかという課題を抱え、普通にあるコミュニケーションの研修ではなく、違った角度からの研修ができればということで、縁あって、今回のような研修をするに至りました。

 内容は、今までにない、とても楽しく参加できた研修でした。今回の講座は「即興」と講師の言葉にもある通り、主に、あるテーマを設定して、参加者の前で、即興で演じるというものでした。人前で、照れ、恥ずかしさもあり、相手の一言、行動に応えるときにあわてたり、はじめは、とまどいもありましたが、最後はお互いが相手の表情、言動、しぐさ、雰囲気を察しながら、3人4人と複数でも演じることができました。

 わたしたちが今まで受けてきたコミュニケーション研修はまず「聞く」ことをポイントにしている研修内容となっていることが多いです。もちろん、相手の思いを尊重して、聞く姿勢というのは大事です。今回研修を通してまずは自分が表現することも大切なのではないかと感じました。表現すなわち伝えることで、相手がどう応えるのか、それに対して、自分がどう応えるのか。表現することから相手の気持ちが見えてくるというコミュニケーションを「即興演劇」で学びました。
 私たちが普段関わる、知的に障害のある方は、人に伝える、理解するということが少し苦手な方が多いです。そういう方とのコミュニケーションのときも表現して、応えていくことが、本人さんの思いを理解することにつながるのかもしれません。

 また、支援者間でコミュニケーションをとる場合は、特に、「言わなくても分かるだろう」、「言わなくても分かってくれるだろう」とするだけでは、通じ合えないと思います。なにか気づいたとき、伝えないといけないとき、伝える、表現することで支援者間の共通理解、一体感、連携につながっていくのだと思います。
 この他にも、人が集中して聞ける時間は90秒、それをゲームを通して体感したり、問いと答えを肯定的にやりとりをしていく「YES AND」の手法、会議などで建設的に意見を出すときに使えるものなど、手法としても多くのことを学べる研修でした。
表現することの大切さを学んだ心に残る研修でした。