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被災地でのボランティア活動報告

 大薗さんはこれまで大阪市生野区知的障害者のケアホームのスタッフとして活動されていました。このたび、ゆめ風基金から支援スタッフとして派遣され、現地のスタッフと連携し活動を始めました。その報告を転載させていただきます。

「被災地障がい者センターみやぎ」でのボランティア活動について
日時:2011年6月12日(日)
大薗 拓郎
□ 5月27日から本日6月12日までの17日間において、ボランティアとしての活動の内容を報告します。
□活動内容
・「物資の配達」・・・当事者やそのご家族などから「被災地障がい者センターみやぎ(以下「センター」と略)」に物資の依頼が届き、事務局(CILたすけっとのスタッフがセンターの事務局を兼務している)がその依頼を受けるかどうかを判断し、結果を受けて物資を依頼者に届ける。その際には当事者の状況や環境を聞き取り調査をさせて貰い、事務局に報告をする。
・「現地調査」・・・避難所や仮設住宅を訪問し、障がい者を探す。一軒一軒を訪問し探し出すか、避難所や仮設住宅の受付担当の職員や自治会長や、他のボランティア団体などの聞き込み調査したりします。また、事務局に情報が入り、探しに行くこともあります。
・「地域調査」・・・地域ごとの行政や事業所の情報調査を行う。また、サービス限定型や地域限定型などのボランティア団体の調査と交流を行う。
・「情報の整理と分析」・・・大震災以降、様々な活動の結果、膨大な事例が報告書にとしてまとめられている。それらを整理・分類し、今後の活動の方向性と目標を設定するための分析を行います。
・「直接的なサービス支援」・・・当事者の聞き取り調査の結果、必要なサービスを行う。移動サービスや入浴サービスなどがありました。その他のサービスも状況に応じて行っていく。調査の結果、明らかにサービスが必要だが、適切なサービスが提供されていない場合などの、行政との手続きをおこなったりしている。
・「間接的なサービス支援」・・・ケースによっては、地域の事業所に支援を要請したり、他のボランティア団体と交渉する支援があります。
□ 現状報告
東日本大震災当日からゴールデンウィーク頃までは、被災された方々が住居や物資が無く、最低限の生活すらままならない状況だったので、物資の依頼が多数を占め、また膨大な物資の要請以来の為に、ボランティアが現地に赴く日々が続いたいたそうです。しかし、5月中旬ごろには、避難所での生活が一段落し、食料品や衣類などの生活用品の供給が安定し、また生命にかかわる医療物資なども供給されるようになり、それらの物資の要請依頼が激減しました。
 しかし避難所生活が一段落したとはいえ、被災以前のレベルの生活にはまだまだ戻っていません。また仮設住宅の建設が進み、移住する移行期にあたり、要請の内容も物資提供から、福祉サービスの依頼へと変化してきました。
 「物資」から「福祉サービス」へと当事者の要請内容の質が変化した現在、ボランティアの活動と方向性もまた変化せざるを得なくなりました。「福祉サービス」の提供となると、詳細な情報の収集と綿密なケースの会議が必要となり、福祉の専門性と知識が求められています。
 しかし、5月の中旬頃からボランティアの数が激減し、また専門知識を持たないボランティアもいるために、情報の収集と分析や、ケース会議が出来ない事も多々あります。

以上、簡単ではありますが、このような現状でボランティアしています。
詳細な活動については、後日報告させて頂きます。