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東日本大震災 被災地を訪問しました

東日本大震災から2年。先日、やっと被災地(宮城県南三陸町気仙沼市石巻市)を訪問させてもらいました。南三陸町では、津波のあと建物は撤去されましたが、今もまだ建物の基礎部分を掘り起こして撤去している最中で、沿岸部には撤去されたものがあちこちに積み上がっています。地震地盤沈下しているので地面と水面がすごく近く、埋め立てないと建物は建てられないのです。それでも仮設の商店街『南三陸さんさん商店街』ができていろいろな商店が営業され、町の活気につながっています。もともと海の恵み豊かな漁業の町です。牡蠣の養殖も漁獲量が戻ってきているようです。

震災後に南三陸町の被災当事者の方を中心に障害者の支援に立ち上がった『NPO法人 奏海の杜(かなみのもり)』さんの事務所も、今はまだ南三陸町ではなく隣の登米市にあります。これまで任意団体として障害児の放課後預かりのサービスなどをされていましたが、2月にNPO法人として認証を受けられ、これから地域のニーズに合ったサービスを作っていこうと頑張っておられます。今回も放課後等デイサービスの現場にお邪魔しました。まだ自分たちの場所がなく、この日は公民館を借りての活動でした。送迎に前後1時間ずつかかってしまうため、実際の活動時間は1時間ほどですが、子どもたちは元気いっぱい!!とても人懐っこく、私たちもたくさん元気をもらえました。奏海の杜では今年、南三陸町入谷地区に新しい活動拠点を建設される計画があり、支援を募っておられます。私たちも地域にねざした活動をめざす同志として、応援したいと思います。
NPO法人 奏海の杜ブログ
http://blog.canpan.info/hsc_kenpoku/

気仙沼では、人工呼吸器をつけている6歳の男の子、ケンケンに会いに行きました。今年の4月に小学生になる予定ですが、地域の学校に行けないのでバスで30分以上かかる特別支援学校に行こうと決められたそうです。しかし、送迎バスに看護師さんが添乗しないため、毎日お母さんが付き添わないと通学できず、結局学校には通学せず訪問で先生が来られるそうです。大阪とは状況の違うところがたくさんあるようですが、ケンケンが普通の子どもたちと同じように子どもたちの中で学び、育っていけるよう、これからも応援していきたいと思っています。

今回、「被災地障がい者センター石巻」の車をお借りし、この1年半被災地でボランティアをされていたOさんに案内をしてもらい、被災地を見学させてもらいました。石巻でも海に近い土地はほとんど流され、今もまだ空き地状態で、瓦礫の山が積み上がっていますし、橋など破損した状態のままのものもたくさん残っています。

お話には聞いていましたが、やはり実際にその状況を目の当たりにすると、被害の大きさ、そしてその状況を見つめながら暮らし続けておられる方々の思いに、言葉にできない感情がこみあげ、何もできない自分に改めて気付かされます。今回の訪問では宿泊場所や移動手段、交流会など奏海の杜や被災地障がい者センター石巻の方々に大変お世話になりました。「何かをしてあげる」なんていうことは到底できず、教わることのほうが遥かに多い私たちですが、「共に歩む者」として、これからもつながり続けていきたいと思います。