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どんぐりみつけたよ

子どもたちが通う「みらくるちっぷ」でのひとこまをご紹介します。

 みらくるちっぷの近くにある公園へ、子どもたちと出かけた時にA君が「どんぐりないかな。」と探し始めました。公園には様々な種類の木々があり、どの木の下にあるのか、宝物を探すようにみんなで地面をじっと見ながら歩き回りました。でも、探しても、探しても、どんぐりは見つかりません。「ないなぁ。この公園の木にはどんぐりないんちゃう。」と職員が言った時にA君がぼそっと、「この前来た時に持ってる子おった。」と言うのです。それを聞いた職員も「ほな、あるはずやなぁ。」と、みんなでもう一度探すことにしました。それでも一つも見つからなかったのです。



 しばらくして、A君が公園の清掃員のおじさんに「どんぐり見ませんでしたか?」と、声をかけました。すると、「午前中掃除した時に拾って洗っておいてあるよ。あげよか。」と言われたのです!清掃員のおじさんは土が付いたどんぐりを拾って、きれいに洗い、欲しい子どもが来たらあげようと考えて乾かしていたそうです。そして、どんぐりをもらい、どこの木の下に落ちていたかを教えてもらいました。教えてもらった木の下にはまだいくつか、どんぐりが落ちていて、「あった!」「ここも!」と、自分でどんぐりをみつけることもできました。
拾った後にA君が「おかしいな。さっきここ通ったのに、こんなにあってんな。」と言っていました。教えてもらう前に探していた時に、何度も通った木の下だったので、みんなも「いつ落ちてんやろうな。」と言いながら帰りました。
 
 A君は少し照れ屋なところがあり、初めて会う人の前では恥ずかしがっている印象だったので、初めて会う清掃員のおじさんに声をかけたのを見て、うれしくなりました。何かに集中すると一生懸命に取り組むA君の“どんぐりをみつけたい!”という強い気持ちと、近くに仲間や私たち職員がいて、見守られている安心感から、声をかけることができたのかなと思います。
 遊びでも、何でも夢中で取り組める時間はとてもいいなと思います。みらくるちっぷでは、子どもたちが、やりたいことを夢中になってできる時間を大切にしたいと思っています。


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