読みたい!

~みらくるちっぷ通信より~

土曜日は未就学児の児童発達支援と小学生の放課後等デイサービスが同じ利用時間で、子どもたちは一緒に遊んでいます。ある土曜日にカルタで遊ぼうと幼稚園年長のA君、小学校1年生のBちゃん、小学校4年生のC君が一緒にすることになりました。

A君は「読みたい!」と札を並べて準備している時から張りきって手を挙げます。BちゃんもC君も読みたいし、取りたいということだったので、みんなで少しずつ札を分けて、交代で読み手と取り手をすることになりました。

A君は初めて読む文ですし、知らない文字は飛ばしてしまうこともあります。覚えたての文字が多いため、とてもゆっくり丁寧に読みます。ゆっくりで、わかりにくいのではないかと思いましたが、BちゃんもC君も誰も何も言いません。A君は自分のペースで分けられた札全部を読むことができました。A君は“読めたぞ”と自信満々で読み手をやり終え、Bちゃんに交代しました。

異年齢の子どもたちが一緒に遊ぶと、年下の子は年上の子がするようにしたい!と挑戦したり、年上の子はいいとこ見せたい!とがんばったりと、お互いに刺激し合うことがあります。もちろん、子どもたちはそれぞれ得意なことが違うので、年下の子が意外に上手だったりすることもあります。何より、子どもたちがそれぞれ自分がしたいことを「やりたい!」と言え、やってみることができることが大事です。みらくるちっぷでは子どもたちの「やりたい!」ができる場でありたいと思っています。