みらくるクラブ  ~高取山キャンプに行ってきました!~

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高取山キャンプに行ってきました!

子ども11名、スタッフ・ボランティア16名、親御さん7名、計34名で、滋賀県の高取山ふれあい公園にバスで向かいます。集合時からみんなわくわく!ドキドキ!バスの車内では自己紹介、キャンプファイヤーの歌の練習などで盛り上がり、キャンプ場に到着です。

芝滑りやアスレチックで目一杯遊んだあとは、夕食作りです。今年は、留学生の方々がボランティアで参加してくださり、ネムラン(ベトナムの揚げ春巻き)、コラッ(インドネシアのデザート)の作り方を教えてもらいました。カレー、ナンと合わせて、多文化の料理ができあがり、おいしくいただきました。

キャンプファイヤーでは、事前に6年生の2人に『ちからをかしてほしい』と火の女神から手紙が来ており、トーチを持って点火を手伝ってくれました。2日目のハイキングもみんな一生懸命歩きました。今回のキャンプは、見事な晴天だったのでとても景色が良かったです。

 

Aくん(小学5年生)は3回目のキャンプです。2人目の妹が生まれたばかりなので、今回は一人での参加です。ハイキングは、“たかとりの道(最上級コース)”に行く予定でした。両親から「崖とかあるんやから絶対走ったらあかんで」と釘を刺され、Bくん(小学3年生)にも「Aー、絶対走るなよー!」と何度も言われていました。「うん、わかってるー」と答えるAくん。しかし、Aくんは不安になったのかもしれません。一人でキャンプに参加していること、まだ体力がなかった時に走ってしまったことなど、いろんな思いがあったのかもしれません。

ハイキングに出発する時、Cくん(6歳)が眠たかったのかぐずってしまい、その場から動けなくなってしまいました。Cくんは、距離の短い“きのみの道”を歩くチームです。その時に、AくんはCくんと一緒にきのみの道を歩くことに決めたようです。ハイキングを始めると、Cくんが疲れて座り込んでしまいました。Aくんが「見て見てー、大きなキノコがあるでー」「こんなところに虫がおるでー」と言うと、Cくんは興味津々で歩きます。Cくんは、去年は抱っこで歩いてもらった道を、今年は最後まで一度も抱っこされず、自分の足で歩くことができました。下山していく時は、AくんとCくんは二人で走っていたようです(笑)。Aくんの声掛けはとても上手で、本当に成長したなあーと感じました。後日、親御さんにその話をすると「えーあのAーが…すごいですねー!」と喜んでおられました。

 

子どもはみんなと一緒に活動することで持っている力を存分に発揮していました。ある親御さんからは事前に「寝る部屋が別で、夜起きたりしないか、ハイキングは歩けるか不安です。」とお聞きしていました。キャンプ後、「あんなに歩けるなんてビックリしました!担当や子どもたちに助けられながら、ゆっくりでしたが、歩くことができ、知らないうちに成長していると思いました。来年は更に上のコースにチャレンジできればと思います。」と言葉を頂きました。

みらくるクラブでは、様々なチャレンジができるようなプログラムを準備し、みんなで色んな経験を積んでいくことが出来ればと思いました。

 

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次回のみらくるクラブは、小学校の講堂をお借りして「みらくる運動会」です。また皆様とお会いできることを楽しみにしています。