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初めて縫う!

みらくるちっぷ通信1月号より

A君は体を動かして遊ぶのが大好きな3年生。吊り具のターザンロープやトランポリンが好きな遊びです。そんなA君が、おもちゃ倉庫の奥から一枚の毛布を見つけました。

それは、以前にも遊んだことのあるもので、毛布の上に乗って、引っぱってもらって遊んでいました。A君は「懐かしいな」と言いながら出してきました。

A君が毛布の上に乗り、職員が引っぱります。部屋をぐるぐる回るので、A君は毛布から落ちないようにしがみつきます。すると、端が少しやぶれてしまいました!「うーわっ。やぶれてる」と、中の綿が少し見えた毛布を見て、A君はがっかりです。

そこで、職員がやぶれた毛布を縫おうと誘いました。A君は「やったことない」と言いながらも、毛布でまた遊びたい気持ちがあり、やぶれた部分を糸で縫うことにしました。

まず、針に糸を通すところからです。ところがA君は針になかなか糸を通すことができません。それもそのはず、苦戦していた針は一番針穴が小さい針だったのです。それに気づいた職員が別の針を渡してやってみると、通すことができました。

縫い始めると、とてもおもしろくなってきたようで、集中して黙々と取り組んでいました。そうして、毛布が縫いおわった後も、「何か縫いたい」と言って、雑巾を縫いあげました。完成した雑巾に糸で犬の形を縫ったりと、A君の集中力とできあがりの丁寧さに驚きました。A君の新たな一面が見られました。

子どもたちはそれぞれ、好きな遊び、得意なこと、苦手なことはありますが、まだ経験していないこともたくさんあります。やってみると苦手と思っていたこともおもしろかったりします。できなさそうに見えることは、できればやりたくないことになりがちです。

けれど、やり方がわかればやってみたくなることもあります。さまざまな物に触れ、体験することで子どもたちは成長していきます。みらくるちっぷでは、子どもたちがさまざまな経験ができるように活動をおこなっていきたいと思います。