みらくるクラブ 「木登り」

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2017年度、みらくるクラブの最初のプログラムは『木登り』です。参加者は子ども10名、保護者7名、スタッフ・ボランティア13名、総勢30名で、さあ、木登りの開始です。

 スラックラインやターザンロープ、木登り、なわばしご、ハンモックなどみんな思い思いに遊びます。昼からは公園探索で滑り台、遊具などでいっぱい遊び、最後は風呂敷パラバルーンで遊びました。

 Aくん(小学5年生)はみらくるクラブや他の活動で何度も顔を合わせているBちゃん(5歳)、Cちゃん(4歳)をお客さんにして“Aくん劇場”を始めました。Aくんの話をBちゃん、Cちゃんは一生懸命聞き、Aくんが「おしまい!」と言うまで聞いていました。Aくんは「俺の妹より全然いいわ!話聞いてくれるし!」と話していました。Aくんには妹のDちゃん(4歳)がいます。お母さんと一緒にDちゃんの保育園へ迎えに行ったり、Dちゃんが友だちに意地悪されたりすると怒りにいったり、注意したりと、Dちゃんのことはとっても大好きですが、毎日一緒にいると、それぞれの遊びに夢中になることも多いようです。きょうだいとはまた違った子どもたちと触れ合いながら、子どもたちの力で人と人との輪を広げているなあと感じました。

 Dちゃん(2歳)の担当はEくん(中学2年生)です。二人とも、何度もみらくるクラブで顔を合わせています。Dちゃんは姉のFちゃん(小学3年生)が木登りをしているのを見て近づき、Eくんは近くでBちゃんとターザンロープをしていました。Fちゃんが木登りを終えると、Dちゃんは「あ、パパ―!」と指さしました。お父さんを見つけたのかと思い、振りかえると、お父さんではなくEくんに向かって一直線。ギュッと抱きついていました。これにはEくんも大喜びでした。Eくんは初めての担当で緊張していたようですが、この出来事でさらに二人は楽しく遊ぶことができました。

 木登りは何年も続けて開催しているプログラムです。子どもたちが果敢に木登りやスラックラインなどに挑戦します。また、子どもたちに担当が付くことで、保護者同士やスタッフと話をする時間を作ることができました。もちろん、保護者も木登り、スラックラインを楽しんで参加し、スラックラインでこけてしまった保護者の姿を見て「ママ―!」と言いながら笑って寄っていく子もいました。「大人も全力で遊び、楽しめることが、みらくるクラブの良い所だな」と改めて感じました。

 今回もたくさんの人に関わっていただき、本当にありがとうございます。2017年度は始まったばかりです。次の予定は、ハイキング、キャンプなどが続きます。人との出会いに感謝し、子どもも大人も楽しめるように、たくさんのプログラムを用意しています。2017度もよろしくお願いします。

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