みらくるキャンプ 準備登山

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今回は8月の高取山キャンプの準備のために金剛山に登りました。山頂を目指すチーム、ちはや園地を目指すチーム、ロープウェイを使って登るチームに分かれました。ちはや園地で全チーム合流して、ご飯を食べ、みんなで記念撮影!山頂を目指すチーム、ロープウェイを使って登るチームは山頂へ、ちはや園地を目指すチームは、ゆっくりお弁当を食べたあと、あちらこちら散策をし、最後はみんなでロープウェイを使って下山しました。

Aくん(小学3年生)は前回の二上山ハイキング同様、「隊長やるー」と先頭を歩きました。Aくんのペースが少し速く、スタッフが「隊長~みんな付いてきてないよー、ちょっと休憩して待とう」と言うと、近くの子どもたちに「みんな休憩するぞー!」と声をかけてくれました。休憩をしている間に先に行こうとする子がいると、「みんなが来るまで待つぞー」と言ってくれていました。

“隊長をやる”という責任感を持ち、ゆっくり歩いてくれたおかげで、みんな同じようなペースで頂上まで行くことができました。いつも登山後も疲れた様子を見せないAくんですが、帰ってきて床に寝転んで寝ていました。自分のペースと違うだけで疲れたと思います。みんなのためにありがとう!

 

Bくん(小学6年生)は、とても一生懸命歩いていたのですが、ときどき担当の人や他の大人に「押してよー」と背中を押すよう頼んでいることもありました。Bくんが初めて会ったボランティアさんや親御さんに対して自分から声をかけ、背中を押してもらっている姿を見て、私は“いろんな人と自然と関わり、大人も子どもも様々な刺激をもらうことができて、いいな”と思いました。

下山途中にある展望台では、「高い所は怖いから僕はいいよー」と言っていましたが、担当の人が「1回だけ登ってみようよー」と誘い、他の子も登っている様子を見て頑張って登りました。しかし上に着くと、「あ~あ、やっぱり怖いよー」と言ってうつ伏せになってしまい、「ねえーやっぱり怖いから下に降りようよー」と言って、展望台を降りました。“みんなと一緒に行動したい”という気持ちがあったため、“怖いけど挑戦してみようかな?”と思えたのではないかと思います。

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子どもたちも本当によく歩いたので、タイムスケジュール通りに進みました。山頂を目指すチームは、展望台で鬼ごっこをするほど元気もあったようです(笑)。

 

さて、次はいよいよキャンプです。バスで滋賀県の高取山ふれあい公園に行きます。準備登山で得た経験を思う存分発揮し、ご飯づくり、キャンプファイヤーハイキングなどたくさんのプログラムを通して、子どもも大人も刺激をもらえる ような、“みらくる“なキャンプになりますように。