みらくるクラブキャンプに行きました

9月5~6日にみらくるクラブのキャンプを行いました。連日続いた雨は上がり、ウキウキした気分で、子ども14名、親御さん9名、スタッフ・ボランティア20名、総勢43名を乗せたバスが滋賀県高取山に向けて出発しました。

 初日はアスレチックやそりすべりをして遊びました。そりすべりは滑りやすいように散水されていたので、服がどろんこになりながらも子どもたちは楽しそうに滑っていました。A君(5歳)は「31回滑ったで」ととても自慢げに話してくれました。夕食は『ナンカリー、じゃがいももち、寒天ゼリー』を作りました。ナンは火加減が難しく、はじめは少し焦げてしまいましたが、B君のお父さんが窯の絶妙な火加減をマスターしてくださり、とってもおいしくできました。食事の後はキャンプファイヤーです。今年も火を灯すために“火の女神”が来てくれました。昨年も参加したC君(小学4年生)は「火の女神様、棒でやっつける!」と楽しみにしていました。キャンプファイヤーが始まり火の女神の登場で雰囲気が盛り上がりました。火がついて、火の勢いと共にさらに盛り上がり、最後は「今日の日はさようなら」を歌い、今日が終わるのが少し寂しい気持ちになりながらも、楽しかったキャンプファイヤーが終わりました。

 2日目は3チームに分かれてハイキングです。朝からあいにくの雨。足が不自由なD君がどうやったら登れるだろうと悩んでいたスタッフを見て、Eちゃん(小学5年生)の口から「行けるやん。行くやろ?」と、心強い一言が出ました。一昨年の登山で暴風雨を経験しているからでしょう。スタッフが道の様子を見に行き、D君は歩行器ではなく背負子を使うことになり、いざ出発。A君は初めてのハイキングです。どんどん険しくなっていく道を見て「これ、ちょっと疲れるなー」と一言。途中で雨が降り、滑りやすいコンディションでしたが、めげることなく歩き続け、ゴールまでたどり着くことが出来ました。D君(小学2年生)も初めてのハイキングです。お母さんは「ハイキングはしたことがなくて体調もどうなるか分からないから一緒に(下のコースへ)行きます。」と仰っていましたが、D君が担当の人や他の子どもたちと楽しく遊んでいる様子を見て、「私も上(上級者コース)まで行きます。Dは私がいなくても大丈夫そうなので」と言い、お兄ちゃんのF君(小学4年生)と一緒に頂上まで登るチームへ。D君は歩いたり背負子に乗ったりしながら、先頭に立つと「やったー先頭に立ったー」と大喜びでした。

初めてキャンプやハイキングに参加する家族が多かった今回は、子どもたちも親御さんも担当の人と仲良くなれるかな?」「ちゃんと歩けるかな?」等、不安でいっぱいだったと思います。しかし時間の経過とともに、子どもたちが担当の人や他の子どもたちと楽しそうに関わる様子を見て、不安は薄れていき安心して担当の人に任せることができたのだと思います。親御さんは、我が子がどうしても気になってしまい、離れることが難しいものですが、今回は担当の人をはじめ、他の親御さんや子ども同士などたくさんの人が関わっていく中で「ずっと自分が我が子を見てなくてもいいんだ」と思えたことで、B君のお母さんが帰りのバスで「自分の子ども以外の子と関われた事が良かった」と仰ったのではないかと感じました。障害の有無や年齢の垣根を越えて、自然と関わりが生まれたのも良かったなと感じました。親御さんたちが率先して片付けや皿洗い、夕食作りでは火の当番をしてくださって、みんなに役割があり本当に全員で作り上げたキャンプだと感じました。

今回も多くのボランティアの方に協力していただき、ありがとうございました。たくさんの方から支えて頂いていることに感謝し、これからも様々なことに挑戦したいですね。